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【七宝】始めてみませんか!七宝焼き。楽しい七宝Web講座「裏引き」 作成方の一例をご紹介。

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裏引きについて
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素地の厚み大きさにより異なりますが、一般に1mm以下の素地を使用する場合、素地の表面だけに釉薬を盛りつけて焼成すると、作品が冷えるときに釉薬が割れてしまいます。
これを防ぐために、素地の裏側にも釉薬を盛りつけます。
裏引きの手順には、
1.表と同時に焼成する、
2.表を焼成した後、裏引きをする、
3.裏引きをまず焼成し、表を焼成する 
の3通りが有りますが、ここでは3の手順でご説明します。
 
  • 「※」は、注意点です。
  
素材の銅板には指紋などの油分が付いているため、そのまま釉薬をのせると「ダマ」になって伸びにくい。
  
@
筆を使って、「脱脂液(中性洗剤を薄めた物)」で表面の油分を取り除きます。   
  
A
竹ホセで、縁の方まで盛り忘れの無いように盛りつけをする。
  
B
出来るだけ均等に盛りつけをして
  
C
網の上に移して、完全に乾燥させます。
  
D
電気炉の温度は、
約800℃〜840℃。

炉内温度が高温になっています。
火傷をしないように、充分に気を付けましょう。
  
E
焼成時間、約1分。
釉薬が充分溶けたのを確認して、電気炉から取り出します。
  
F
取り出した直後の様子。
真っ赤に焼けていますので、ここでも火傷をしないように充分気を付けましょう。   
  
G
取り出して、少したった様子。
まだ、高温(赤味のある色)の為、素手では触らないように。

焼けてしまう恐れがあります。木の台の上には置かないように。必ず断熱材の上に置きましょう。   
  
H
表側の様子。
銅板の表面が黒く焦げた状態になっています。
  
I
素材が手で触れる位になったら、
10〜20%希硫酸液につけておきます。
数分間たったらピンセットで取り出します。
  
J
希硫酸液から取り出した様子。
まだ、表面はあれているので磨き出しをします。水を入れたボールを用意して金ブラシを使って磨き出しをします。K〜M
(この写真は、参考のために木台に置いていますが、実際には希硫酸液から直接ボールに入れます。)
  
K
  
  
L
金ブラシで磨いていくと、銅板本来の色になっていきます。磨き残しが無いように磨きだします。
  
M
出来上がり
          

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